Ver. 2.20
本ドライバーはE-ZEUS(赤道儀 汎用自動化システム)をドライブするASCOM Telescope Driverです。E-ZEUSUに対応しています。
赤道儀とのインターフェースはE-ZEUSの通信コマンドに、アプリケーションソフトとのインターフェースはASCOM Telescopeに準拠しています。
※本ドライバーの使用は自由です。
※ただし、本ドライバーの使用によって発生した如何なる損害についても作者は責任を負いません。
※また、本ドライバーの仕様は予告なく変更されることがあります。
※なお、不具合や要望はできる限り対応するつもりです。
本ドライバーをインストールした直後は、プラネタリウムソフトで接続する前にCOMポート番号と観測地の経度、緯度の設定を行って下さい。観測地の経度、緯度はプラネタリウムソフトに設定している値と同じ値を設定して下さい。なお、設定値は設定ファイルに記憶され、毎回、設定する必要はありません。
プラネタリウムソフトのSelectやSettingコマンドでASCOM Telescope Chooserを起動します。Chooserで本ドライバー(EZEUS Telescope)を選択し、Propertiesボタンを押すと、本ドライバーの「望遠鏡設定」ダイアログが起動します。ポート番号にE-ZEUSが接続しているCOMポート番号を指定し、さらに観測地の経度、緯度を入力し、OKボタンで閉じて下さい。ChooserダイアログでOKボタンを押すと設定が完了します。
Chooserダイアログが閉じても本ドライバーが終了せずにコントロールパッドが開いたままになることがあります。その際は、コントロールキーとシフトキーを同時に押しながらコントールパッド右上隅の逆三角形のボタンをクリックして本ドライバーを終了させて下さい。
本ドライバーは、周回ステップ数、予告ステップ数は既に赤道儀に合った値がE-ZEUSに設定されていることを前提にしています。起動時に、E-ZEUSから設定値を読み込んで使用します。通常は、周回ステップ数、予告ステップ数を設定する必要はありません。
周回ステップ数、予告ステップ数を変更する場合は、「EZEUS設定」ダイアログで行うことができます。周回ステップ数、予告ステップ数を変更した場合は、本ドライバーを一度解除(Disconnect, Terminate)し後、再度、接続(Connect,
Establish)して下さい。
本ドライバーは終了時に望遠鏡の位置を記憶し、次回起動時には記憶した位置に望遠鏡の座標を設定します。望遠鏡の位置が前回と異なるとき、または、手動で望遠鏡を動かした場合は、プラネタリウムソフトで望遠鏡の中心に導入されている星を指定し、同期を必ず行って下さい。
"Program File\Common Files\ASCOM\Telescope"にインストールされます。
Windowsの「プログラムの追加と削除」で削除してください。
アンイストールプログラムは、"ProgramFile\CommonFiles\ASCOM\Uninstall\Telescope\EZEUS"にあります。
アプリケーションデータフォルダに設定ファイル(ini)が作られます。
アプリケーションデータフォルダはWindowsのバージョンによって異なります。
アンインストールでは削除されません。
"Documents and Settings\[User]\Application Data\Aries\EZEUSZ.ini"
星図モードと撮像モードによって移動方向が変わります。
・星図モード
ボタンを押すと、ボタンに表示された方向に望遠鏡が移動します。ボタンを離すと移動を中止します。
・撮像モード
撮像された画面を見ながら対象物を中心に導入する際に使用します。
撮影ソフトのパソコン画面上での方位を表します。ボタンを押すと対象(星)がボタンの方向に移動します。ボタンを離すと移動を中止します。(上のボタン押すと、対象(星)は上に移動します。このとき、望遠鏡はボタンに表示されている方位とは逆方向に動きます)
移動、導入を中止します。
移動速度を指定します。
F:高速、M:中速、L:低速 移動速度はE-ZEUSの設定に依ります。
望遠鏡の位置する方向を表します。同期を行うと同期座標に基づき自動的に決定します。
ただし、子午線近傍、固定モードの場合は、ユーザーが東西を指定できます。
設定値がASCOMインターフェースで返されます。
星図モードと撮像モードを指定します。チェックすると星図モードになります。
星図モードと撮像モードでは方位ボタンで移動する方向が異なります。詳しくは、「コントロールパッド」の方位を参照して下さい。
望遠鏡が向いている赤緯、赤経を表します。
ASCOMインターフェースで返さる現在位置です。
赤緯・赤経表示をクリックすると、表示が高度、方位に変わります。
「HOME」ダイアログを開きます。
「パーク設定」ダイアログを開きます。
前回に同期または導入した座標で同期を行います。
チェックを入れると望遠鏡のサイドを固定するモードになります。
望遠鏡のサイド指定は、最初の同期処理で行います。サイド固定モードでは子午線越えでも望遠鏡を反転しません。
望遠鏡のサイドの変更は、サイド固定のモードから一度抜けること(チェックのオフ、オン)で可能になります。
[HOME]を実行するとサイド固定モードは解除されます。
「望遠鏡設定」ダイアログを開きます。
E-ZEUSUの場合に「追尾モード設定」ダイアログを開きます。
「カメラ」ダイアログを開きます。
観測地の緯度、経度を指定します。内部での計算に使用しますので、正しい値(プラネタリウムソフトに設定した値)を設定して下さい。
指定した値がASCOMインターフェースで返されます。ASCOMインターフェースで設定した値が反映されます。
搭載している望遠鏡の焦点距離を指定します。
指定した値がASCOMインターフェースで返されます。
搭載している望遠鏡の口径を指定します。
指定した値がASCOMインターフェースで返されます。
E-ZEUSを接続しているシリアルポートを指定します。
「EZEUS設定」ダイアログを開きます。
「特殊設定」ダイアログを開きます。
本ドライバーの情報を表示します。
本ファイルを開きます。
設定を反映せずダイアログを閉じます。
設定を反映してダイアログを閉じます。
E-ZEUS、E-ZEUS互換を指定します。E-ZEUSUはE-ZEUSを指定して下さい。E-ZEUSUは自動的判別されます。E-ZEUS互換を指定した場合、恒星時運転を止めることはできません。ただ、E-ZEUS互換Sでも恒星時運転の停止ができる場合は、恒星時運転停止にチェックを入れて下さい。
Pulse Guideで参照するガイド速度を対恒星時比で指定します。
赤経、赤緯のモーターの回転方向を逆転します。
反転時に止まることなく北周りで反転します。
同期時に望遠鏡の東西を確認する領域を指定します。
チェックでコントロールパッドにカメラアイコンを表示します。
OSによってはメッセージを前面に表示しようとすると、メッセージボックスのボタンが有効に働かない場合があります。そのときははこのチェックボックスにチェックを入れて下さい。メッセージは前面に出てきませんが、ボタンは有効になります。
E-ZEUSに設定されている値が正しい場合は設定する必要はありません。
設定ボタンを押さない限り、E-ZEUSの値を変更しませんので、現在の設定値をこのダイアログで確認できます。
1周するのに必要なパルス数を指定します。
赤経、赤緯個別に指定します。
詳しくはE-ZEUSの資料参照。
導入時にスピードを落とすタイミングをパルス数で指定します。
設定された値x256が実際のパルス数になります。
赤経、赤緯個別に指定します。 詳しくはE-ZEUSの資料参照。
周回パルス数に設定ファイルの値を使用します。
チェックを入れると、起動時に周回パルス数、予告パルス数をE-ZEUSから読み込みません。
「設定ファイルのパルス数を使用する」がチェックされているときのみ有効です。
起動時に、設定ファイルの周回パルス数、予告パルス数をE-ZEUSに設定します。
指定した周回パルス数、予告パルス数を設定ファイルに書き込みます。
「設定ファイルのパルス数を使用する」がチェックされているときのみ有効です。
E-ZEUSを接続しているシリアルポートを指定します。
「望遠鏡設定」ダイアログのポート番号と連動しています。
周回パルス数、予告パルス数をE-ZEUSから読み込みます。
指定した周回パルス数、予告パルス数をE-ZEUSに書き込みます。
E-ZEUSUの場合に「バックラッシュ」ダイアログを開きますへ
E-ZEUSUの場合に「スローダウン」ダイアログを開きますへ
ダイアログを閉じます。
HOMEダイアログが開くと恒星時運転を停止します。ただし、E-ZEUS互換では恒星時運転は停止しません。
設定されているHOME座標の高度、方位を表示します
望遠鏡の現在位置の高度、方位を表示します。
望遠鏡の現在位置の高度、方位をHOME座標に指定します。
ダイアログを閉じ、恒星時運転を再開します。
実行:HOMEに移動します。
中断:移動を中止します。
終了:恒星時運転は中止し、ダイアログを閉じます。
恒星時運転の停止方法を指定します。
・直ちにパークします
・指定時間後にパークします
停止する時間を指定します。6時間以上は指定できません。
また、有効な単位は1分間隔になります。
・パーク指定を解除します
ダイアログを閉じます。パーク方法の指定は無効です。
ダイアログを閉じます。指定された方法で恒星時運転を停止します。解除が指定された場合は、指定時間後のパークが無効になります。
接眼部方向から見たカメラの取付位置を指定します。
オフアキシスにチェックが入っている場合は、カメラを90度起こした位置になります。
接眼部方向から見たアフアキシスカメラの位置を指定します。
恒星時 恒星時運転(デフォルト)
月時 月の追尾速度で運転します。
太陽時 太陽の追尾速度で運転します。
キングスレート 大気の屈折を考慮した追尾速度で恒星時より若干遅くなります。
星景 恒星時の0.5倍の追尾速度です。
各追尾モードの追尾速度を恒星時の比率で指定します。
次回の起動時から指定した追尾モードで運転を開始します。
赤緯のバックラッシュ補正値を分角で指定します。
E-ZEUSUのバックラッシュ設定状態を表示します。バックラッシュを有効にするためにはE-ZEUSU本体のスイッチを押下する必要があます。
導入時にスピードを落とすタイミングを分角で指定します。
赤経、赤緯個別に指定します。「EZEUS設定」ダイアログの予告パルス数と同じですが、分角で指定できます。
ハンドボックスで高速移動を行う際、ボタンを離してからモーターが停止するまでの時間を分角で指定します。
赤経、赤緯個別に指定します。
本ドライバーの開発に当たり、下記の方々のご協力を頂きました。心から感謝申し上げます。(50音順)
Copyright(C) 2009-2019 星羊翁 All rights reserved