M86 & The Eyes

M86
撮影日
2021年3月14日 22:23、気温:12.5℃
撮影地
星見庵
露出時間
4時間40分、L画像:10mx16(1x1)、RGB画像:10mx4(2x2)
カメラ
STL-11000M、冷却温度:-25℃、フィルタ:バーダー製
望遠鏡
GSRC12C 305mm F8 (TS2.5フラットナー)
赤道儀
U-150赤道儀(NS-5000)
ガイド
オフアキシス、Lodestar
撮影ソフト
CCDSoft,PHDGuiding2
画像処理
Pixinsight、SI7、PsCS6
サイド
東 方向:0° 北(上)
コメント
 おとめ座銀河団の中心付近です。大小たくさんの銀河が存在します。M86、NGC4438、NGC4435はマルカリアンチェーンのメンバーでもあります。
 西側の楕円銀河(あるいはレンズ状銀河)がM86です。おとめ座銀河団の中心付近に位置しています。スペクトルの青方偏移から天の川銀河に高速で近づいていることが知られています。ほとんどの銀河は宇宙の膨張のために私たちから遠ざかっていますが、M86はおとめ座銀河団の中心に落下しているため、私たちにち近づいています。おとめ座銀河団の中心には何があるのでしょうか。ダークマターかも知れません。
 NGC4435とNGC4438は"TheEyes"と呼ばれる相互作用銀河のペアです。望遠鏡で覗いたときに、2つの銀河の明るい中心の並びが一対の目のように見えることからこの愛称がついたようです。NGC4438はNGC4435との衝突よって外観が大きく歪められたと言われています。また、M86との重力相互作用による可能性も示唆されています。
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